ボディソープの泡が「ぬめり」になるまでの過程
ボディソープの泡が壁に飛んでから
あなたはお風呂場で体を洗いました。
その時、壁にボディソープの泡が飛びます。
目に見える泡は、重力に任せ下まで落ちていきます。泡が落ちたあと、壁にはナメクジの通った後のように、ボディソープの成分が残っています。
あなたはお風呂から上がって行きましたが、温かいシャワーが床や壁を温めているため、浴室の温度は雑菌にとって住みやすい温度に保たれています。
空気中でもどこでもいる雑菌が、ボディソープの成分を見つけました。雑菌にとって有機物すべてがごちそうです。ボディソープの成分をパクパク食べます。
食事があっても水がなければ雑菌は死んでしまいます…が、
お風呂場の天井、使い終えたボディタオル、あちこちにある水分が水蒸気になって雑菌の体を守ります。
次にあなたがお風呂場のドアを開けたとき、雑菌はスクスク育って塊になっています。それが、ぬめりです。
雑菌の栄養にならないもの
雑菌は有機物は全部エサにしてしまいます。エサにならないのは無機物。金属や砂、塩しかない空間では雑菌は繁殖できません。水も無機物ですが、一般的には水の中には色んな有機物が含まれています。水が腐ったりするのも有機物が雑菌のエサになっているからです。