浴槽の取付タイプによって排水口のつまり箇所が違う?

浴室の排水口(排水溝)の仕組みを知ってつまりを直す

浴槽の取り付けタイプには二種類ある

浴槽には「据え置き型」と「埋め込み型」の二つのタイプがあり、それぞれ排水口の構造が違います。
まず「据え置き型」は、むき出しの浴槽が浴室内に設置してあるタイプで、浴槽自体の排水口がありません。
浴槽の栓を抜くと、お湯はそのまま浴槽の下から洗い場側へ流れていき、洗い場の排水口から排水されます。
一方で、「埋め込み型」は、浴槽が完全に浴室に埋め込まれた状態で設置されているタイプで、浴槽自体に排水口があります。
この浴槽の排水口は、洗い場の排水口と独立していて、地下で二つの排水管がつながるような形になっています。

浴槽の取り付けタイプによって、排水つまりが起きうる箇所の数が異なる

浴槽の取り付けタイプが「据え置き型」だと、排水口は洗い場側の一つだけなので、排水つまりが起こるとすればこの一か所だけです。
しかし、「埋め込み型」の場合は、浴槽と洗い場、二つに排水口があるため、どちらでも排水つまりが起こりうるということになります。
このページでは洗い場の排水口の排水つまりの解消法に絞って説明していますが、浴槽の方で排水つまりが起こることもあります。
浴槽の排水口がつまったら、ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどで圧力をかけて、排水つまりを解消してください。