ピーピースルーには種類がある!つまり解消にはどれを使えばいい?

排水つまりを解消できるピーピースルー

いろいろなピーピースルー

排水管にたまったよごれを、強力なアルカリ性で溶かして解消してくれるピーピースルーは、排水つまりの解消にとても人気なクリーナーの一つです。
ピーピースルーには主に四種類あり、それぞれ適切な使い方があります。
ここではそれぞれのピーピースルーが、どのような特徴を持ち、排水つまりのどういうケースに使うのが適切であるかを、説明していきます。

ピーピースルーF

ホームセンターでも買うこともできる、最も手軽なピーピースルーが、このピーピースルーFです。
顆粒状でボトルに入っており、量が多いのでコストパフォーマンスが高いです。
使い方は、排水口にかけてから、水やお湯で流しこんでつけ置きし、一時間ほど待ったら流す、という簡単なものです。
何故最初に「手軽」と紹介したかというと、他のピーピースルーよりも危険性が低いという特徴があるからです。
ピーピースルーFは、後に紹介するピーピースルーKなどよりもアルカリ性が弱く、手についてケガをしたり、むやみに使って排水管をいためてしまうといった心配が少ないのです。
他のピーピースルーに比べてアルカリ性が弱いとは言っても、市販のパイプユニッシュなどよりもかなり強いアルカリ性なので、排水つまりに対して十分に洗浄力があります。
ピーピースルーの入門用として最適です。

ピーピースルーK

ピーピースルーKは、あまりホームセンターなどでは売られていない、まさにプロ仕様のクリーナーです。
フレーク状で、排水口のまわりにばらまいてから、水で排水管まで流し込んでつけ置きする、という使い方をします。
アルカリ性が最も高い(=洗浄力が強い)こと、1つ買えば4~5回使えるほどコストパフォーマンスが高いこと、冷水で流しても効果があること、などが強みです。
ただし、洗浄力が強い分、とても危険で、もし飛び散ったりすると、いろいろなものを溶かしてしまう恐れもあるので、十分な注意が必要です。

ピーピースルー(温水用)

ピーピースルー(温水用)は、もともとピーピースルー関連商品の中で最初に作られたものです。
洗浄力はピーピースルーKと同じで最強ですが、温水で流さないと効果が出ないのが特徴です。
詰まっている箇所をお湯で流す必要があること以外は、ピーピースルーKと全く同じ特徴を持っています。

ピーピーエル

顆粒状やフレーク状ではなく、液状なのがピーピーエルです。
そのまま排水管に流し込んで使うもので、ねっとりとした液状なので隅々まで届き、かつ汚れに密着するので、排水つまりに対してもとても強力なクリーナーです。
洗浄力はピーピースルーKやピーピースルー(温水用)と同じですが、1つで約2回の掃除にしか使えないので、コストパフォーマンスが少し悪いです。

どのピーピースルーを使うべきか

DIYで排水つまりに対処するなら、まずピーピースルーFを使うことをおすすめします。
コストパフォーマンスも良く、効果があり、何より危険性が他のピーピースルーに比べて少ないからです。
もし、それで排水つまりにあまり効果がなければ、ピーピースルーF以外のものを使ってみてください。
ピーピーエルは、最初から液状なので、使いやすさという点では1番です。
フレーク状のピーピースルーKを買うか、液状のピーピーエルを買うかは、コスト面も考えて検討してください。
ただし、ピーピースルーK、ピーピースルー(温水用)、ピーピーエルについては、購入した後、同封の毒物劇物譲受書を書いてはがきで製造会社に送らなけらばいけないので、その手間がかかることだけ注意しておきましょう。