ウォシュレットとトイレ詰まりの意外な関係

日本のトイレ

ウォシュレットという名称

ウォシュレットの名称はTOTOが発売する温水洗浄便座の商品名です。
この商品は、日本企業の発明によるものなんです。なので、一般名詞のように使われていますが、固有名詞なのです。
ちなみにTOTOのライバル企業、INAXの温水洗浄便座はシャワートイレという商品名で発売されています。

ウォシュレットの普及

そのウォシュレットは、1980年(昭和55年)に発売開始されました。
1982年のCMのキャッチコピー「おしりだって洗ってほしい」が話題になってウォシュレットの認知度が高まりました。ウォシュレットは一般の家庭を中心に普及し、1992年頃はその普及率は20%に達し、2016年には81%を超えました。
設置場所も、家庭内にとどまらず、ショッピングモールなどの商業施設、ホテルや旅館などの宿泊施設、駅や空港などの交通機関の施設、はたまた公園や図書館などの公共施設にまで広がりました。
ウォシュレットが普及したことで、意外な波及効果が発生しています。

ウォシュレットとトイレつまりの意外な関係

ウォシュレットになってから、トイレットペーパーだけが詰まる事象は減りました。
ウォシュレットを使うことにより、洗浄は温水で行うために、結果、一回の用足しで使用するトイレットペーパーの使用量が減る点、そしてウォシュレットの水が温水のため、流す前からほぐれが始まっている点が要因とも考えられます。
この「トイレつまりの解決法」のページで紹介する「ぬるま湯」でトイレのつまりを直す方法を読めば、ウォシュレットのおかげでトイレつまりが減った理由を感じてもらえるはずです。

トイレつまり対策はシングル派がいい?

トイレットペーパーは、シングルとダブルがありますが、詰まった際に水に溶けやすく比較的早くつまりが直りやすいのはシングルです。

シングル派、ダブル派どちらが多い?

ちょっと、雑学的な話ですが、シングル派とダブル派の割合ですが、Jタウンネットの調査によりますと、ダブル派が55%、シングル派が45%との結果になりました。
http://j-town.net/tokyo/research/results/246084.html?p=all
地域別にみると、特にダブル派が比率が高いのが、栃木(85%)、茨城(81%)、福島(80%)となっています。
最も人口が多い、東京は、57%と、全国へ平均に近いものでした。
シングル派が他界都道府県は、奈良(85%)、京都(55%)でした。