嘔吐物とトイレつまり

トイレのつまりの原因になる嘔吐物

おう吐物と排泄物は違うもの

おう吐するときはどこでする?と聞くと、ほとんどの方が「トイレ」と答えます。
トイレに流せばその場の処理は簡単だし、ニオイも気にならないし、プライベートな空間なので人に見られにくいからでしょう。
しかし、トイレの便器の中から嘔吐物が流れて消えても、配管や浄化槽に残ることになります。
お酒に酔った時、つわり、過食おう吐など、さまざまな事態がありますが、おう吐した物の中には通常の排泄物と違って、未消化の食べ物と油分が比べ物にならないほど多く含まれています。
食べ残しも同様です。それでは便器内や配管内がベトベトになってしまいます。
胃に食べ物がない状態で嘔吐すると、胃液と水分だけになることもあります。
黄色味を帯びている場合は胃液が多い可能性が高いです。

どうしても吐きたい場合はどうする?

浄化槽を使用している場合も、下水道使用の場合も、トイレでのおう吐は避けるべきです。
どうしても吐くときは袋に吐き、新聞紙等を袋に一緒に入れて捨てるようにしましょう。
胃腸炎などウィルスが原因でおう吐した場合は、二次感染を避けるためビニールは二重にして密封、おう吐した近辺は殺菌または漂白などを行いましょう。
トイレで吐いてしまったら、普段より多めに水を流すようにしましょう。